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ポケモンスカーレットバイオレット シーズン30 (レギュI) ダブルバトル最終11位

【結果】
最終11位, 最終レート2001

 

【構築経緯】

 このルールのCTS最強はオーロンゲだと考えていたため、オーロンゲから構築を組みはじめた。壁や猫、嘘泣き、トリックなど様々なことをケアしながら行動しなくてはならない、つまり択が無限にあり、択を押し付けるポケモンである。複数の択を押し付けるポケモン(とくにサポーター)は昔から最強と決まっている。とくにレギュIは伝説ありルールのため、高火力技がとんできやすい。そのため、一度のミスで形勢逆転したり勝負が決まることもあり、レート上位帯では慎重な択を選ばざるをえないが故、有利になることが多い。
 そんな最強ポケモンオーロンゲの中でも一番害悪な技が「電磁波」だと考えている。
Sを1/2にされるだけでなく、痺れ抽選(25%)があるせいで、命中75%の技を撃っているようなものである。伝説ポケモンは高火力を持っているので、動いた回数分試合が有利になるのは当然のことであり、相手に比べて3/4しか動けなくなるのは、かなりの不利である。さらに、Sが1/2のため、相手に上から技を撃たれで行動を制限させられやすいため、回数カウントを減らしても良いレベルである。あと大抵守るを押したターンに痺れて動けないとオワる。

 このオーロンゲに対して有利に動かせるポケモンこそがミライドンである。電磁波が効かない、耐久ある、S高い、壁ロンゲ確2など素晴らしいスペックを持っているので、伝説1枠目をミライドンに決めた。レギュGでミライドンを使ったことなかったので、初めてミライドン使った時のバカ火力には横転したよね。

 次に採用を決めたのはコライドンだった。元々レギュIは、コライドンルナアーラやコライドン黒馬を触っており、主にコライドンを使っていた。そこで試しにミライドンと組み合わせてモリモリタケルライコでライジングボルトするかーのノリで入れたらなんか当てはまって"コライドンは"めちゃ強かった。タケルライコは...白馬と妖組、地面組が重すぎて選出できなくてクビに。

 コライドンを構築に入れると誰しもが一度は考えるのはハバタクカミだと思う。無論自分もそうで即採用した。黒馬の上からS操作できる点、妖技の通りが良いのがとてもよく、使い易かったが...最近では選出してもいいけどコイツ出したほうが強いよねということが多く、器用貧乏という考えになり一番のクビ候補になっている。

 5枠目に採用したのはウルガモスだった。ザシアン, 白馬強い枠で黒馬ザマの前でS操作できて、おまけに指とか使えたらなーとか思ってたら、即たどり着いた。S操作は炎ポンにはできない芸当なので代わりはいないと思う。あと関係ないけど普通にビジュアルが好きなのもあり高評価。

 で、最後に入ってきたのは意外にもガオガエンだった。今では伝説を除くと選出率1位を誇っているが、この枠はかなり悩み試した。
(試すのは大事、いっぱいランクマやろう)
 具体的にはチョッキテツノカイナとか珠パオジアンとか試したけど、そもそも選出をしない、選出の選択肢に入らないことが問題だった。そこで一般的に選出率が高いポケモンである、ガオガエン,ゴリランダー,モロバレル,岩ポンなどを考え構築に入れて対戦してみた結果、この構築の威嚇猫の有用性に気づき採用することに決めた。威嚇枠を採用することで、白馬,グラードン,コライドン等のクリチャ判定をすることができる。さらにコライドン採用により晴れているの炎技を受ける役割、フレドラの火力が上がるなど構築にマッチしていた。

 こんな感じで6体が決まった。イケメン。

 戦い方としては、単体超パワーで残数有利を確実に取っていく。
エレキフィールドも晴れも相手に書き換えられやすいので、相手の残数を早めに減らしておけばサイクルが有利になる。



【個体配分】

Normal Sprite

ミライドン@こだわりメガネ 

テラスタイプ:妖

:イナズマドライブ/流星群/ボルトチェンジ/マジカルシャイン

特性:ハドロンエンジン

性格:控え目(C↑A↓)

努力値:236-0-36-196-4-36

実数値:205-x-125-198-136-160

H-B:白馬A220のブリランダブルダメ乱数1発(12.5%)
=陽気パオジアンA172のつららおとし乱数1発(12.5%)
C:11n
S:最速90族+4

解説
 耐久よりのミライドン。最初から耐久型で使ってて強かったので、耐久薄めの子は試していません。調整を考えていると、207(252)-x-125(36)-198(196)-136(4)-158(20)が理想だと思ったので、それよりSを2速くしたこちらの調整にした。ミライドンミラーと対ザマゼンタはSが速い方が有利なので環境の耐久メガネミライドンやザマゼンタより速くすることが大切。つららなんて非テラや威嚇なし状態で受けることないし、ブリランは根気で耐えないといけない場面がごくたまにあるくらいなので基本大丈夫。
 技構成は一般的ではあるが、何で拘るかはかなり重要。これに関しては相手の構築、選出、対ミライや対ザマのS関係によって変えているため経験を積むしかないと思う。例えば対ロンゲは、裏のポケモンに電磁波される前に倒したいのでイナドラorマジシャしか押さない。他には自分のガオガエンを動かしやすくしたいからザマゼンタにイナドラを押して早めに倒しにくプランを取ることもある。器用に立ち回れる。

Normal Sprite

コライドン@いかさまダイス

テラスタイプ:炎

:スケイルショット/アクセルブレイク/フレアドライブ/守る

特性:ひひいろのこどう

性格:意地っ張り(A↑C↓)

努力値:4-252-0-0-0-252

実数値:176-205-135-x-120-187

H:あまり フレドラでHが削れるので振り得,

16n (ゴリランダー投げられやすいためにグラスフィールド回復最大値は有用)

A:ぶっぱ 火力は正義, スケショ4発で無振りパオジアンが確定

S:ぶっぱ 準速パオと同速仕掛けられるのもデカい

解説
 構築の都合上、晴れEFのモリモリタケルライコが相手に爆誕しがちなので、処理速度が速いドラゴン技は必要だと考えた。そして選ばれたのは、ダイススケショ型だった。その理由は、パオジアン(4発で確定)や黒馬(5発で確定)がタスキを持っていても倒せること、先にSを上げて置くことで裏の黒馬を上から対処できるようになることが大きい。後者に関しては、ニトチャ型でも同じことができるが、火力が低いので炎テラスを切らないと相手を倒しながらSを上げるという行為が非常に難しく、残数有利を取りにくい点で採用には至らなかった。珠ニトチャ型は面白いと思う。検討の余地あり。
Normal Sprite

ハバタクカミ@気合のタスキ

テラスタイプ:無

:ムーンフォース/凍える風/挑発/守る

特性:こだいかっせい

性格:臆病(S↑A↓)

努力値:4-0-0-252-0-252

実数値:131-x-75-187-135-205

H:残り 相手のコライドンのフレドラ反動ダメージ大きくなればいいなくらいの気持ち

C:ぶっぱ 火力

S:最速

解説
 無テラの理由は、もし晴れが消えた場合に黒馬の下から凍える風を入れられるようにするための保険。妖テラである必要は全く感じず、コイツに妖テラをきるくらいなら他にテラス権を回したほうがいい。
 挑発はルナアーラガチグマのトリックルームを止めるために採用した。もしシャドーレイを撃たれてもタスキで保障されているので大丈夫。白馬のトリックルームは止められず、ブリランの餌になるだけと考えているので対白馬では選出をかなり控えていた。ついでにハバタクカミが倒される次のターンに相手を守れないようにする、死に際挑発も残数有利を取っていればかなり有効的に使いやすい。

Normal Sprite

ウルガモス@エレキシード

テラスタイプ:水

:炎の舞/怒りの粉/追い風守る

特性:炎の体

性格:図太い(B↑A↓)

努力値:252-0-204-0-52-0

実数値:192-x-122-155-132-120

H:ぶっぱ 合計耐久指数最大
B:16n+1 偶数はエレキシード効率,
エレキシード発動時に意地珠パオジアン189の嚙み砕くを大体2回耐えてくれる
(乱数2発3.5%)

D:臆病黒馬C217のアスビダブルダメを大体2回耐えてくれる(乱数2発8.5%)

解説
 水テラの理由は、オーガ白馬ザシアンの技を半減できること、コライドンマタドガスの前で生き残り、追い風を展開できるため。
 努力値調整意図は、最初はB252で使っていたが、アスビを受けだした場合にも黒馬の前で追い風をできるようにするためにDに少し回した。このポケモンは、パオジアン,ザマゼンタ,ザシアンの技を吸うこと、白馬,テツノカイナの前でトリックルームターンを凌ぐことを役割として重く置いているので、Bは上げれば上げるだけお得。
 炎技は晴れもあり瞬間火力の出るオーバーヒートの選択肢もあったが、トリックルームターン中に居座ることを想定しているので炎技は炎の舞を選択した。
 また、このウルガモスを蝶舞型にするいう考えもあったが、ミラコラを庇うパーツがなくなり、炎テラ白馬に勝てなくなるので断念した。

Normal Sprite

オーロンゲ@隠密マント

テラスタイプ:地面

:不意打ち/電磁波/光の壁/猫だまし

特性:悪戯心

性格:腕白(B↑C↓)

努力値:252-0-156-0-100-0

実数値:202-140-115-x-108-80

H:ぶっぱ

B:ザマゼンタA141(4振り)のヘビーボンバー確定耐え

D:残り

解説
 CTS最強ポケモン。できることが多すぎる。
 その中でもこの技構成になった理由を説明する。
 不意打ちはタスキを削るために採用した。黒馬に撃つのは勿論のことだが、HP1のがむしゃらエルフーンにも刺さるのでかなり活躍する場面が多い。一方で白馬にはあまり有効打にはならないので、選出しないことにしていた。
 電磁波はS操作するにも妨害するにも最強技。S操作でいうと怖い顔なども考えられるが、タスキ黒馬やタスキハバカミのSを下げたところで引かれて、また上からこんにちはされるオチが見えているのでナシ。後攻の尻尾トリックは可能性を秘めていると思う。
 光の壁は主に特殊伝説相手に選出したいと考えていたから。物理方面にはウルガモスとガエンが構築にいたのでなんとかなる。
 猫だましは相手の猫だましのカウンターとして採用していた。ミライドンと一緒に選出すると、ミライドンは守れないので相手の猫+攻撃技で削られてしまう。それを防ぐために猫だまし持ちの隣に撃ち猫猫交換をすることでターンを消化していた。ついでに猫がロンゲ方向にとんできても良いように隠密マントにしている。
 テラスタイプは何でも良い。1回もきってない。適当に地面にしたが、有力候補としては不意打ちのリーチを伸ばすための悪か。

Normal Sprite

ガオガエン@突撃チョッキ

テラスタイプ:水

:フレアドライブ/叩き落とす/とんぼ返り/猫だまし

特性:威嚇

性格:意地っ張り(A↑C↓) 

努力値:244-36-124-0-76-28

実数値:201-154-126-x-120-84

H:多めに 
本当は252振りたかったが、ABSは絶対に触れず、Dは8削るとイナズマドライブのダメージ量が3も変わるので244振りに落ち付いた
A:11n
B:白馬A220のブリランダブルダメ+10万馬力確定耐え

D:偶数(効率最大), 控え目ミライドンC205のイナズマドライブを少し余裕を持って確定耐え
S:ガエンミラーのことを考えて気持ち速め, 最遅カイオーガ-1(重要),
一応追い風下で最速100族抜き(イーユイ等)

解説
 現代のダブルバトルにおいて一番汎用性があるポケモン。雑に硬くて強い。しかしながら、メガネミライドンのイナズマドライブはバカ火力のために耐えられないので、行動保証のあるチョッキになった。チョッキにすることで本来耐久に回す努力値をAに割けることができ、晴れフレドラのリーチが伸びるのでありがたかった。(ボルチェン→コライ投げ→ガエンの晴れフレドラ とかもできるよ。)

 ミライドンと並びに、行動保証があるポケモンは対応力が広く先発として投げやすい。それがいわゆる強いポケモンだと考えている。

 

【選出】

基本選出はミライガエン。

 

VS白馬ミライ

→ミライガエン 裏コライガモス たまに先発にカミ

VSオーガ白馬

→ミライガエン 裏コライガモス

VSドガスコライ

→ミライガモス 裏コライカ

VSカミコライ

→ミライガモス 裏コライカ

VS黒馬パゴス

→ミライロンゲ 裏コライ+ガエンorカミ

VSルナアーラミライ

→ミライロンゲ 裏コライ+ガエンorガモス(カイナいる時はガモス)

 

VSルナアーラミライ(ガチグマあり)

→ミライカミ 裏コライガエン 

VS黒馬ザマ(パオあり)
→ミライガモス 裏コライカ

VS黒馬ザマ(パオなし)
→ロンゲミライ 裏コライ+自由
orミライガモス 裏コライカ

 

 

追記

立ち回りとしては、ミライドンのイナドラで早めに残数をとってコライドンで詰める形をとることが多い。残数を取れない場合は、ボルチェンでサイクルして、コライで残数有利をとりに行ったり、マジシャで2ターンで倒していく動きをする。

 

⭐︎他大事なこと

特性発動順は絶対に見落とさないようにしよう。対ミライとザマは本当にS関係大事。

スケショは当たる前提で立ち回る方が全体的に見て得。外し怖いなじゃなくて、絶対当たる!命中100%!の気持ちで押す。裏のS速めのミライドンや黒馬のことを考えると押さないといけないなということが多い。ランクマは対戦回数が無限なので、外して負けるより当てて勝つ試合の方が圧倒的に多い。

初手にコライドンをあまり置かない。初手に置くと択ゲーになりがち。炎テラス前提行動をしてくることがわりとある。

カイオーガ猫騙しするな。ゴテラや隠密多い。

初ターンにカイオーガにイナドラは極力しない。電気技を撃つにしてもボルチェンまで。

エルフーン猫騙しはしていい。襷でも隠密でも妖マジシャで残数有利取れる。

炎テラ白馬はミライで詰める。

ルナアーラのメテオビームと黒馬のアンコールは頭に入れておく。

黒馬ザマ以外のザマと白馬にはウルガモスを必ず持っていく。黒馬ザマにはどっちでもいい。

 


【重いポケモン
原種ガチグマ→トリルされないようにするか、着地に合わせて叩きで火炎玉落とすか。

ホウオウテツノワダチ→ワダチの処理を優先したら楽。

グラードン→ミライドンでテラスきって削ることが多い。

カミコライ→多分じゃんけん。自分も相手もチンパンジー

 

【感想】

 JCS2025オンライン本選はガモスの持ち物をエレキシード→オボンの実にしてました。結果は抜けられず最終1544。道中の連敗が響きました。また来年。でもまぁこの構築が結構好きだったからランクマして義務2000載せるかーって感じでやりました。レンタルのっけてるのでぜひ使ってみてください。
 今年はJCSのDay2観戦には行きます。じゃあの~


レンタル:BF398L